東京 上野の博物館や新西洋美術館は 薩摩人が作ったものです。
国宝の話が最近出ますので 日本でおそらく一番多く 国宝を所蔵している博物館「寺院ではありません」は 東京上野 西郷さんの銅像のある一帯にある 東京国立博物館です。国宝89点 重要文化財は648点あり
美術ファンには生涯に一度は眺める価値ある博物館です。
この博物館の初代館長は 千石馬場生まれ「1838年」の 町田久成という人物で 中央駅の若き薩摩の群像のメンバーです。1865年に 羽島より 欧州へ留学しています。そこでヨーロッパのどの都市にも ミュージアムがあることを見て 日本にも作ろうと思い立ったのではないかと、、
ちょうど 警察の川路が パリの街で ウロチョロして いつもポリスにホテルまで無料で送ってもらったので そうだ日本にもポリスを作ろうと決意したようなものだと思います。
東京国立博物館「通称とうはく」の近くに 新西洋美術館があります
こちらは ルイコルビジェ設計で 2016年7月に 世界遺産に認定された建物です。 これを作った人は 荒田に生まれた 松方幸次郎さんで 父は第二 第4代総理大臣を務めた 松方正義です。
松方はイエール大学を出て 大黒町生まれの 川崎造船の社長
川崎政三の後を継いで 社長になります。 第一次世界大戦でこれからは 鉄が必要だと感じて鉄を買い占め財をなしました。 その莫大な財産をもとに 本人はあまり興味はなかったらしい 絵画の買い占めをしました。絵のわかる人は 国際人だと思ったのかもしれません。
フランスから 戦後
サンフランシスコ条約の後に 松方さんが買い占めた欧州の名画の
所有権はわたしのものですと フランス政府と交渉し 日本へ引き渡してもらいました。ところが 美術品を納める 立派な美術館がありません。そこでルイコルビジェに作ってもらい 今の新西洋美術館が出きたというわけです。
鹿児島市には 国宝が霧島神宮と照国神社所有の太刀 の2点だけ
というのは寂しいものですが 貧乏県ですし 武の国ですので美術は
関係ないですかね